マンジャロ(GIP/GLP-1)ダイエット

マンジャロの出荷調整について

現在、マンジャロはYAHOOニュースなどで記事が紹介されたために出荷調整が入っており、新規にマンジャロを希望した患者さんはどの医療機関も対応できなくなっております。
※2024年1月20日からオゼンピック(皮下注射)は処方可能となりました。皮下注射ご希望の方はご予約ください。
※リベルサスも引き続き来院当日の新規処方が可能です。

【重要事項】
当クリニックではメディカルダイエットを希望される皆さんに正しい知識を持って治療を受けていただきたいと考えております。確かに『マンジャロ』はリベルサスやオゼンピックと比較すると、ダイエット効果が高いと報告されております。短期間に結果を出すダイエットを希望される方が多いですが(例:1ヶ月で5kg減、など)、このような痩せ方をしてしまうと、結局数カ月でもとの体重に戻ってしまう場合が多いです。
GLP1ダイエットを成功させるためには、計画的に体重を減らし、日常生活の食事量などを見直し、数カ月かけてその生活に適応するように治療していくことが大切です。具体的には、10kgの減量を実施する場合、1ヶ月で1~2kg減少を目標に6ヵ月程度で達成することでリバウンドしにくい体質、食事量に慣れていくことでダイエットが成功しやすくなります。
このペースでダイエットを行っていく場合、マンジャロを使用しなくても出荷制限のないオゼンピック・リベルサスでも十分計画的なダイエットが可能です。ですので、ダイエットを開始したいとお考えの方は、マンジャロにこだわるのではなく、リバウンドしないダイエット方法を理解し、手に入り易いオゼンピック・リベルサスでのGLP-1ダイエットを1日でも早くスタートさせることが理想の体型への第一歩です。メディアに流されず、正しいダイエット方法で治療を受けることをお勧めいたします。

当院のGLP-1ダイエット治療実績

  • ①39歳女性:153㎝ 治療期間3か月 77.5㎏⇒70.5㎏(-7kg)
  • ②39歳女性:157㎝ 治療期間4か月 63.0㎏⇒53.2㎏(-9.8㎏) 
    ※ただし1か月目の時点でも-4kg1時間後の血糖値180mg/dl以上
  • ③32歳女性:157㎝ 治療期間1か月 53.5㎏⇒49.7㎏(-3.8㎏) 

マンジャロでなくともGLP-1ダイエット治療は初月からしっかりと効果が得られます。継続して減量と日常生活の調整ができればリバウンドしづらい体になっていきます。


マンジャロとは

マンジャロは、グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)とグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)の二つの受容体に作用する世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬で、2型糖尿病の治療に用いられるGLP-1受容体作動薬の一種です。マンジャロはオゼンピックと同様に週1回投与の皮下注射薬ですが、マンジャロは1回使い切りのペン型注入器であり、注入ボタンを押すことで自動的に注射針が皮下にささり、1回量が充填されている薬液が注入されるので、患者様が自身で用量を設定したり、注射針を扱ったりする必要がありません。マンジャロはGIPとGLP-1の両者の受容体刺激により血糖値を改善させるだけでなく優れた体重減少効果を持ちます。

GLP-1受容体作動薬

GLP-1受容体作動薬は、血糖値を下げ、食欲を抑制する効果があります。これは、膵臓からのインスリン分泌を増加させ、胃の排出を遅らせる効果があります。GLP-1受容体作動薬は、2型糖尿病の治療に広く使用されており、食事療法や運動だけでは効果が不十分な場合に考慮されてきましたが、昨今では、肥満症治療薬としても使用されてきております。

GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とは

GIPは膵臓で分泌されるホルモンであり、食事摂取後に血糖値の上昇に対してインスリンの分泌を促進します。マンジャロはGIPの分泌を刺激するため、血糖値の管理をより効果的に行うことができます。

当クリニックでは糖尿病・腎臓病診療を得意とする内科専門クリニックなので、マンジャロ(持続性GIP/GLP-1受容体作動薬)を安全に使用する事が出来、万一の副作用出現時も内科専門医師によるプロとしてのケアが可能です(ただ処方するだけの他の医療機関とは異なります)。

マンジャロの減量効果について

マンジャロはオゼンピックやリベルサスと比較しても優れた減量効果が報告されています。実際のエビデンスによると、マンジャロの投与によって体重が減少し、また脂肪組織も減少することが確認されています。他のGLP-1受容体作動薬と比較しても、マンジャロはより効果的な減量効果を示すことが示唆されています。

引用:メトホルミンに追加した際のチルゼパチドによる血糖降下および体重減少
(SURPASS-2試験、Frías JP, et al. N Engl J Med. 2021;385:503-15.)

オゼンピック(セマグルチド)の1mg(-5.7kg)よりもマンジャロの5mg(-7.3kg)、10mg(-9.3kg)、15mg(-11.2kg)の効果が高くなっています。下記に、治療比較表を作成しました。1回の投与量、薬剤1本当たりの使用可能日数、減量効果(臨床試験による)、1ヶ月の費用、をご参照ください。

薬剤名 1回投与量 1本あたりの
使用可能日数
臨床試験による
減量効果
費用
(1ヶ月分)
オゼンピック
(2.0mg)
1.0mg 2週間 5.7kg 48000円
マンジャロ
(5.0mg)
5.0mg 1週間 7.3kg 33000円

マンジャロ治療の流れ

Step1無料カウンセリング

1.カウンセリング予約

まずは無料カウンセリングにお越しください。
お電話またはホームページのWEB予約フォームよりご予約お待ちしております。
(LINEアカウントからの予約も可能です)

2.カウンセリング

気になる部位や理想の体型に関してのお話や普段服用されているお薬がもしあれば服用内容のお話を伺い、当クリニックのメディカルダイエットメニューの説明だけでなく最適な治療プランや料金のご説明を致します。

Step2血液検査

血液検査希望のメニューが決まりましたらGLP-1ダイエットの初回の方に関しては患者様の健康と安全を守る目的において、当クリニックでは血液検査を実施するように推奨しております。当クリニックは院内迅速検査が可能なので十数分で結果が出ます。

※患者様の健康と安全を守る為、リピーターの方に関しても数ヶ月おきの血液検査チェックをお勧めします。

Step3診察・処方

診察室医師の診察があります。
血液検査結果や既往歴や常用薬などの確認を行い
医師の診察により最終的な処方決定の判断がなされます。

Step4お会計

お会計待合室にてお待ちください。お会計の準備ができ次第、スタッフがお呼びします。
当クリニックは現金だけでなく各種クレジットカード決済にも対応しています。お会計が終わって処方薬を受け取りましたらご帰宅可能です。

マンジャロ®皮下注アテオス®の費用

マンジャロ®皮下注アテオス®は、マンジャロの商品名であり、注射器を用いて皮下に投与されるGLP-1受容体作動薬です。
費用は『診察料及びマンジャロ1ヶ月分の税込価格』となります。
治療を開始する前に、問診・診察を実施いたします。通常は初診料として3300円(自費)いただいております。
※相談・診察のみで治療を開始されない方でも、初診料がかかります。ご了承ください。
※再診時にカウンセリングのみの場合は再診料として1500円(自費)がかかります。
※お薬の処方があれば再診料は無料です。

マンジャロ®皮下注アテオス®

週1回の皮下注射となります。 

1回分の投与量 1ヶ月分(4回分)の費用(税・診察料込)
2.5mg 18000円
5mg 33000円

マンジャロの使用をお勧めの方

  • 自力ではなかなか続かないが、ダイエットを継続したい方
  • 内臓脂肪が多い方
  • 年齢とともに痩せにくくなってきている方
  • 忙しくて時間が取れない等の理由で運動不足の方
  • オゼンピック等の他のGLP-1ダイエット薬の効果が実感できなかった方
  • サクセンダ、ビクトーザのように1日1回の頻度で注射を打つことが大変な方

マンジャロダイエットを受けることができない方

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 重度の胃腸障害のある方
  • 中等度以上の腎機能障害や肝機能障害のある方
  • 膵炎などの膵臓病や甲状腺の病気のある方
  • 癌の既往がある、または存在を強く疑われている方
  • うつ病などの精神疾患のある方
  • 未成年(18歳未満)の方

マンジャロ®皮下注アテオス®の注意点

まず週1回2.5mgから投与開始し、4週間継続投与します。医師と相談しながら、効果が乏しい場合には、週1回5mgに増量します。
その後は週1回5mgを維持用量とし、経過を診ていきます。

マンジャロ®皮下注アテオス®の使い方や注意点の詳細に関しては、下記の5分程度の日本イーライリリー社の動画をご参照ください。

マンジャロの副作用について

マンジャロ®皮下注アテオス®の一般的な副作用には、以下のようなものがあります。

  • 吐き気や嘔吐
  • 下痢や便秘
  • 腹痛や腹部不快感
  • 食欲減退
  • 頭痛
  • 低血糖症状(特に他の血糖降下薬と併用する場合)

ただし、副作用の具体的な発現や重篤性は個人によって異なります。当クリニックでは、万一の副作用出現時も内科専門医師によるプロとしてのケアが可能です。

GLP-1ダイエットを始めるに当たって

マンジャロを含むGLP-1受容体作動薬は全て医薬品です。患者様の健康を守り安全に使用していただく為に

『初回の治療開始前に血液検査を実施すること』を推奨しております。

仮に何らかの事情で患者様に肝機能障害や腎機能障害などの臓器障害が無症状のままで存在した場合(肝機能障害や腎機能障害はかなり悪化するまで無症状です)、ダイエット目的で始めたGLP-1受容体作動薬の使用を開始したことでさらなる健康被害に繋がりかねません。

出来れば、持病のない方であってもGLP-1ダイエットを開始して3ヶ月経過するまでには再度の血液検査を実施することで有害事象の発生有無を評価し、このまま継続して問題ないかを確認することが大切です。

上記、特徴欄にも記載いたしましたが、GLP-1受容体作動薬は本来は糖尿病治療のお薬なのですが、糖尿病診療どころか内科診療経験すらない美容クリニック医師や皮膚科医師・形成外科医師などによる事前事後の検査評価もしないまま無責任にGLP-1受容体作動薬を販売するだけのクリニックが多数存在しているのが実態で問題となっています。

【具体例】
独立行政法人 国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200903_1.html

他のお薬を服用されている場合に相互作用による有害事象にも注意する必要があり、検査結果データの解釈なども含めて、この判断を適切に行えるのは内科を専門とする診療経験が豊富な医師のみです。

当クリニックは糖尿病・腎臓病診療を得意とする内科専門クリニックなのでGLP-1受容体作動薬の処方に関してプロとしてのケアが可能です。


マンジャロダイエットに関する留意点

  • マンジャロは日本の医薬品医療機器等法において「2型糖尿病」の効能・効果で承認されているものの、当クリニックで行う「肥満症治療・ダイエット」目的での使用に関しては、日本国内で承認されていない為に『自費診療』となります。
  • ただしGLP-1受容体作動薬はアメリカ合衆国のFDA(食品医薬品局)や欧州連合加盟28ヵ国、韓国の食品医薬品安全処で肥満症治療の適応で承認されています。
  • 当クリニックで使用しているマンジャロは、ノボ・ノルディスクファーマ株式会社で製造された製品を日本国内の医薬品卸販売業者から仕入れをしております。

よくある質問(Q&A)


マンジャロを使用すると低血糖症状が起こる可能性はありますか?
 マンジャロの使用により低血糖症状が現れることがありますが、他の血糖降下薬と比べてリスクは低いとされています。しかし、他の血糖降下薬と併用する場合は注意が必要です。ご不安の方は医師にご相談ください。
マンジャロの投与はいつ行うのが最適ですか?
マンジャロの投与タイミングについては、医師の指示に従ってください。通常は食事前に投与することが推奨されますが、具体的なスケジュールは個人の状態や医師の指示によって異なる場合があります。
マンジャロを使用する期間はどのくらいですか?
マンジャロの使用期間は個人の状態によって異なります。通常は長期的な継続使用が推奨されますが、具体的な期間や投薬スケジュールは医師との相談に基づいて決定されます。定期的なフォローアップが重要です。
マンジャロを使用しても食事制限は必要ですか?
マンジャロの効果を最大限に引き出すためには、食事制限をすることも重要です。バランスの取れた食事やカロリー制限を行うことで、より効果的な減量効果が期待できます。 ただ、マンジャロの効果で食欲は低下しますので、食事制限を意識しなくても効果は徐々にでてきます。
マンジャロの効果が現れるまでにどれくらい時間がかかりますか?
マンジャロの効果は個人によって異なりますが、急激に体重を下げてしまいますとリバウンドしやすくなります。目安としては1ヶ月に1~2kgの減量を数カ月継続し、適正体重まで減量することを推奨しております。
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