リベルサス3mg、7mg、14mgの効果・正しい使い方を内科医が解説
リベルサスとは
リベルサスは、GLP-1受容体作動薬に分類される飲み薬で、主に血糖値のコントロールを目的として使用されます。GLP-1受容体作動薬は、食後の血糖上昇を抑える働きや、食欲に関係するホルモンの分泌に影響を与える作用があるとされています。
これまでGLP-1受容体作動薬は注射剤が中心でしたが、リベルサスは経口薬として服用できる点が大きな特徴です。そのため、注射に抵抗がある方にとっては選択肢の一つとなっています。
一方で、飲み薬であるがゆえに、服用方法や飲むタイミングが効果に大きく影響する薬でもあります。正しい知識を持たずに使用すると、「思ったような効果が感じられない」と感じることもあります。
リベルサスで期待されるダイエット効果
リベルサスを服用した方の中には、体重が減少するケースがあります。これは、薬の作用により以下のような変化が起こるためと考えられています。
- 食欲が抑えられる
- 少量で満足しやすくなる
- 間食や食べ過ぎが減る
これらの変化によって、結果的に摂取カロリーが減少し、体重管理につながる場合があります。ただし、リベルサスはダイエット薬として承認されているわけではなく、効果の出方には個人差があります。
また、3mg・7mg・14mgと用量が段階的に設定されているのも特徴です。
リベルサス3mgの役割
リベルサス3mgは、治療開始時に体を慣らすための導入用量として用いられます。この段階では、食欲や体重に大きな変化を感じない方も多く、「効果がない」と感じることがありますが、3mgは効果を出すためというより、副作用の有無や体調を確認する目的の用量です。
吐き気や胃の不快感などの副作用が出やすい時期でもあるため、無理をせず、体調を見ながら継続することが重要です。
リベルサス7mgで感じやすい変化
リベルサス7mgは、多くの方が変化を実感し始める用量とされています。3mgで体が慣れた後、医師の判断で7mgに増量されるのが一般的です。
食欲が抑えられた、間食が減った、少量で満足しやすくなったと感じる方が増え、体重が徐々に減少するケースも見られます。ただし、急激に痩せる用量ではなく、生活習慣の見直しと併せて体重管理を進める段階と考えることが大切です。
リベルサス14mgの効果と注意点
リベルサス14mgは、現在使用されている中で最も高い用量です。7mgで十分な効果が得られない場合に、医師が必要と判断したときに検討されます。
満腹感を得やすくなり、体重変化を感じる方が増える一方で、吐き気や胃の不快感などの副作用が出やすくなる可能性もあります。そのため、14mgは無理に増量するものではなく、体調や副作用を慎重に確認しながら判断する用量です。
いきなり高用量から始めることは通常ありません。
「痩せない」「効果がない」と感じる主な理由
リベルサスを服用しても「痩せない」「効果が分からない」と感じる方がいます。その背景には、いくつかの要因が考えられます。
用量がまだ少ない段階
リベルサスは3mgから開始するケースが多く、この段階では体重変化をほとんど感じない方も少なくありません。3mgは体を慣らす目的の用量であり、効果の実感は7mg以降になることが多いとされています。
服用方法が守れていない
起床後すぐの空腹時に服用していない、服用後すぐに食事をしているなど、飲み方が適切でない場合、吸収が低下し効果が出にくくなります。
食事や生活習慣が変わっていない
リベルサスを服用しても、食事内容や生活リズムが変わらなければ、大きな体重変化は期待しにくいことがあります。薬だけに頼るのではなく、生活習慣の見直しが重要です。
リベルサスで痩せるためのポイント
リベルサスで体重管理を目指す場合、次のようなポイントを意識すると安心です。
- 用量を段階的に調整し、焦らず継続する
- 正しい服用方法を守る
- 食事の量や間食の習慣を見直す
- 体調や変化を記録する
特に、「短期間で一気に痩せたい」と考えるよりも、無理のないペースで体重管理を行うことが重要です。
リベルサスの正しい服用方法
リベルサスは、服用方法が非常に重要な薬です。基本的なポイントは以下のとおりです。
- 起床後すぐ、空腹時に服用
- コップ1杯未満の水で飲む
- 服用後すぐに食事や他の薬を摂らない
服用後は、一定時間飲食を控えることが推奨されます。また、服用後すぐに横にならず、起きて過ごすことも吸収を安定させるために重要とされています。
リベルサスの副作用
リベルサスの副作用として、比較的多くみられるのは消化器症状です。
- 吐き気
- 胃の不快感
- 便秘や下痢
- 食欲低下
これらの症状は、使い始めや用量を増やしたタイミングで出やすい傾向がありますが、徐々に落ち着くケースもあります。
副作用の強さや出方には個人差があるため、症状がつらい場合は無理をせず、医師に相談することが大切です。
リベルサスの効果・正しい使い方に関するよくある質問(Q&A)
リベルサス3mgでは痩せませんか?
リベルサス3mgは、治療開始時に体を慣らすための導入用量として使われることが多く、体重の変化をほとんど感じない方もまれにいらっしゃいます。3mgの段階では、食欲抑制効果を強く実感するというよりも、副作用の有無や体調を確認することも重要です。そのため、3mgで体重がすぐに減らないからといって、すぐに「効かない」と判断する必要はありません。
7mgにすると効果は出やすくなりますか?
7mgに増量すると、食欲の変化や間食の減少などを実感する方が増える傾向があります。3mgで体が慣れた後に7mgへ進むことで、リベルサス本来の作用を感じやすくなるケースもあります。ただし、効果の出方には個人差があり、急激な体重減少を目的とする用量ではない点も理解しておくことが大切です。
14mgは誰でも使えますか?
14mgは現在使用されている中で最も高い用量であり、すべての方に適しているわけではありません。7mgでの効果や副作用の状況を踏まえたうえで、医師が必要と判断した場合に検討されます。体調や生活状況によっては、無理に14mgへ増量しないほうがよいケースもあります。
どれくらいで効果が出ますか?
効果を感じるまでの期間には個人差がありますが、早い方では数週間、時間がかかる場合は数か月ほどで変化を感じることがあります。用量の調整や生活習慣の影響も大きいため、短期間での結果を求めすぎず、継続的に様子を見ることが重要です。
飲み忘れた場合はどうすればいいですか?
飲み忘れに気づいた場合の対応は、服用状況や時間帯によって異なります。自己判断でまとめて服用することは避け、医師や薬剤師に指示を確認することが大切です。日常的に飲み忘れが多い場合は、服用タイミングを見直すことも検討されます。
他の薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
併用している薬がある場合、飲む順番やタイミングによって影響が出ることがあります。特に朝に複数の薬を服用している方は注意が必要です。安全に使用するためにも、併用薬については必ず医師や薬剤師に相談してください。
副作用が出たら中止すべきですか?
吐き気や胃の不快感などの副作用は、使い始めや増量時に一時的に出ることがあります。症状が軽い場合は、様子を見ながら継続できるケースもありますが、つらい症状が続く場合は無理をせず医師に相談することが重要です。自己判断で中止することは避けましょう。
食事制限は必要ですか?
極端な食事制限は基本的に必要ありませんが、食事内容や食べ方を見直すことは重要です。リベルサスの作用によって食欲が落ち着くことがありますが、栄養バランスを意識した食事を心がけることで、より安定した体調管理につながります。
リバウンドはありますか?
リベルサスの使用を中止した後の体重変化は、生活習慣によって大きく左右されます。服用中に食事や運動の習慣が整っていない場合、体重が変化する可能性があります。そのため、薬の使用とあわせて、生活習慣の見直しを行うことが重要です。
続けるうえで一番大切なことは何ですか?
リベルサスを続けるうえで大切なのは、正しい服用方法を守り、体調の変化を医師と共有しながら進めることです。薬だけに頼るのではなく、生活リズムや体調管理も含めて考えることで、安心して治療を続けやすくなります。


